キャッシュメモリーの「キャッシュ」って何?
今回は、キャッシュメモリーのキャッシュに関するお話。
キャッシュメモリーを知らない人の為に簡単に説明すると、キャッシュメモリーとは、コンピュータの記憶の内、速い速度で引用できる記憶の事です。主記憶にあるメモリーの内、頻度の高いものをキャッシュメモリーとして高速な処理をするのです。
コンピュータの記憶も僕らの頭と同じで、思い出し易い場所の記憶と、思い出し難い記憶があるのですね。用語を書けば、一次キャッシュ→二次キャッシュ→主記憶→補助記憶の順で、遅くなります。一般的には、高速な記憶ほど容量が小さくなります。
さて、このキャッシュですが、「現金」という意味の「cash」だと思われがちですが、そうではありません。キャッシュメモリーを英語で書くと、「cache memory」となります。
手元の辞書(The Concise Oxford Dictionary)で「cache」を引くと、
Hiding-place for treasure,provisions,ammunition,etc.と書かれています。つまり、前線付近での軍需物資の隠し場所の事なのですね。この場合は、演算装置の側でメモリーを一時的に近くに隠しておく場所、という意味でしょう。
(宝物、糧食、弾薬等の隠し場所;平増訳)
後漢末の最も重要な戦闘に、「官渡の戦い」という戦争があります。この戦争は陳寿という人の書物に詳しく書かれた戦争で、まだ司空という位でしかなかった後の魏武帝が、ライバルの袁紹に勝った戦いです。魏武帝が楽進という配下に命じ、元同僚の淳于瓊が守る烏巣という土地を急襲させた事に因り、戦闘の帰趨が決しました。この戦いに勝った事に因り、魏武帝は後の覇道に繋がる大きな基盤を築く事ができた訳ですが、この時魏武帝が襲わせた烏巣という地こそが、袁紹のキャッシュでした。キャッシュというのが重要な事が良くわかるエピソードですね(笑)





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